特許法の目的と、保護の対象について

特許とは、技術的思想の創作である「発明」に対して、特許権を与えるという行政行為です。特許制度は、知的財産を守る最も古い制度の一つです。
特許権を持っている人だけが、その発明を実施できるという法律に保護された状態を作ることができます。
パソコンや、住まいにある家電製品や、薬品、自転車など、特許権が関係している商品は、私たちの身の回りにたくさん存在しています。

 

特許法の目的とは?

特許法は「発明の保護、および利用を図ることにより、発明を奨励し、もって産業の発達に寄与すること」を目的としています。
原則として、その分野の人が実施できる程度に具体的な発明をした人またはその人から実施権を受けた人のみが、それを独占してそれを実施することができる権利です。
特許制度により、さらなる発明の創出を促すきっかけが生じますので、国全体の産業が発展することに繋がります。
特許制度は、17世紀のイギリスで始まったとされています。この頃と比べて現在は進化した制度で、テクノロジーや経済の成長に遅れないように成長・変化をし続けています。

保護の対象とは?

特許法の保護対象は、発明です。発明は、「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、高度のものをいう」と定義されています。
次に当てはまるものは、発明に該当しません。

・引力などの自然法則そのものや、コンピューター言語やゲームのルールなどの人為的な取り決めは、自然法則を利用していないので、対象からは外れます。

・職人さんの技術など、個人によってバラツキのでてしまう「技能」は、「技術」として再現できないため、技術的思想とは言うことができません。
また、デジタルカメラで撮影した画像データや、絵画・彫刻などの創作物も発明ではないと考えられています。なお、これらが著作物である場合には、著作権が自然発生します。

・天然物や自然現象、新種の植物の発見などは、創作したことになりませんので、発明には該当しません。

・小発明を保護する実用新案法との違いを明らかにするために、特許は高度であることが求められます。なお、「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定(TRIPS協定)」という国際的な取り決めによると、全ての技術分野における「物」の発明と、「方法」の発明については、特許が与えられることが定められています。
新薬や新しい機械などは特許になる可能性があり、方法も対象となります。方法には製造方法が含まれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
特許権が与えられる発明とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち、
高度のものを言い、物の発明と、方法の発明があります。
特許法の保護対象である「発明」の定義を理解して、有利にビジネスを進めていきましょう。

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